ストレートネックの患者さんが訴える症状の多くは「ひどい肩こり」「偏頭痛」「首の付根の痛み」「吐き気」そして「手のしびれ」といったものが多いと言われています。
ストレートネックでは本来の位置に頚椎がいないために、頚椎に関わっている全ての場所に影響を及ぼしている事になるわけですが、その中でも「手のしびれ」という症状についてのお話をしていきたいと思います。
1.ストレートネックとしびれの関係について
ストレートネックの主な症状は肩こりです。そして気づいたら首がうまく動かなくなっていたというのも代表的なものですよね。そんな症状の中でしびれというものがあるのをご存知でしょうか?
簡単に説明すると、しびれというのは全体的にしびれているというわけではなく、例えば腕がサラサラとしびれたような感じになってしまったというものですね。さらに指の先までしびれてしまっているといった症状もあるようです。
さらに腰のあたりにしびれを感じた、調べてみたら原因はストレートネックだったという事もあるのだそうです。これはいったいどういう事が原因で起こっているのでしょうか?
2.どうしてストレートネックでしびれるのか?
その理由はストレートネックによって神経が圧迫されてしまうからなのです。頚椎がまっすぐになってしまうとまっすぐになってしまった頚椎が神経を圧迫していきます。
この時に圧迫された神経がどこなのかによってしびれを感じる場所が決まってくるという事になるのですね。つまり首の骨が足の先の神経を圧迫すれば足先がしびれたような感じがするというわけなんです。
3.症状を改善するには?
これらのしびれの症状というのは本人にしてみたらとても気になる症状ですよね。できたら早く改善していきたいと思うのは当然の事です。
しびれを改善するためにはストレートネックを克服しなくてはなりません。考えてみたらとても単純な事だったのです。だって神経を圧迫している頚椎を何とかすればいいわけですからね。
という事はストレッチをしたり体操をしたり、時には外科的手術を受けたりしてストレートネックの手のしびれ、及びストレートネックそのものを克服していけばいいという事になるのです。
決して簡単な事ではありませんが絶対にできないという事もないはずです。
4.もしも改善ができない場合は?
整形外科などで外科的手術を受けなくては治らないかもしれません。そうなると大掛かりな治療になってしまいますが、手術を受ける事で動けるようになれば体操やストレッチなどを行って克服ができるはずです。頑張ってみてくださいね。